ヤノベケンジ氏 展覧会

2012.05.15


現代美術作家ヤノベケンジ氏による都立第五福竜丸展示館での展覧会ポスター、フライヤー制作、展示などに関わらせていただきました。(絵は全てヤノベ氏)
今回の経験で、彼の制作の「意味」がズシッと肌に伝わってきたように思います。


展示館広場に出現した「サンチャイルド」。放射線防護服を着た子供がヘルメットを脱いでいます。胸のあたりにある放射線測定器は「000」を示しています。

彼の作品「ラッキー ドラゴン シリーズ」とは「福」と「龍」をあらわしています。
展覧会は7月1日まで。

ピアノコンサート

2012.05.15


都立第五福竜丸展示館でのヤノベケンジ氏の展覧会中に行われたピアノコンサート。ポスターのデザインから始まり、フライヤー、クリアフォルダー、DVDパッケージへの展開となりました。「これも作ろう」「これも作ろう」とどんどん展開していく時がとても楽しい瞬間です。

のん気ヨガ

2012.05.05


大島延子さんこと、NOBさん主催の「のん気ヨガ」のロゴマーク、名刺、会員スタンプカードを制作しました。小さなお子さんを持つお母さん方にやさしい教室をなさっておられます。自分の経験から学び、子育て中のお母さん方、または主婦の方のために役立とうと行動をされているとても前向きで元気な二児の母。
お会いするだけでも元気をいただけます。

マーシャル諸島共和国

2012.03.07

島田興生さん(フォト・ジャーナリスト)、日塔和彦さん(東京芸大客員教授)、坂田雅子さん(映画監督)ほか、ミュージシャン、ジャーナリストなどあらゆるジャンルの方々と共に、マーシャル諸島共和国への取材に同行させていただきました。マーシャル諸島は29の環礁と5つの島からなりビキニ環礁やロンゲラップ環礁、首都であるマジュロ環礁もその中のひとつ。この美しい風景の中で米国による核実験は67回も行われたました。
そのうちの1954年3月1日ビキニ環礁で行われた「水爆ブラボー実験」。結果、米国まさかの想定外の風向き。ロンゲラップ環礁、ウトリック環礁がある東方へ死の灰が降り注ぎ住民は被ばく。さらに同日、偶然東方海上で操業中だったマグロ漁船第五福竜丸へも死の灰が降り注いでしまいました。
ちなみに実験前、現場となったビキニ環礁の住民たちへの米国からの言葉は「人類の福祉のため、世界の戦争を終わらせるため、島を捧げましょう」。それに対しビキニ島指導者は「神のご加護がすべての人々の利益になるのであれば、私たちはどこへでも行くだろう」と答え、移住したそうです。



ロンゲラップ環礁で被ばくされた方々への取材。
「水爆ブラボー実験」で被害にあい、今も故郷に帰れずマジュロに移住されています。彼女らの死産や子供の病死の経験談には特に胸がつまり、悔しさでいっぱいになりました。また「故郷へ帰りたいですか」という我々の質問に対し、「私たちの島に帰りたい。しかし恐ろしい毒(放射性物質)はもうないのか?」と返答。残念ながら現在の我々日本人にもリアルに聞こえる言葉です。


首都マジュロにあるビキニ役場や日本大使館へのあいさつ訪問のほか、中学校授業参観や3月1日ビキニデー記念式典へも参加してきました。


ミュージシャンの内田BOBさん。
彼のマーシャルライブ「The Peace Gathering Night」のポスターデザインをさせていただきました。彼の発するメッセージはまさに「自然」の代弁です。自然界からの視点を感じます。


ライブ中には、マーシャルの子供達に大きな布を用意し、自由に絵を描いてもらいました。
それは日本へ持ち帰り、都立第五福竜丸展示館に展示してもらいます。
マーシャルから日本への命の証です。



街の人たちに協力を得た、楽しいポスター貼り。



我々日本という国が1914年から1945年までマーシャル諸島を占領、植民地としていたことも記しておかなければなりません。
どこの国であろうが、国家の都合、大人の都合で、子供の笑顔がなくなってほしくない。
子供の笑顔を守りたい。自分の笑顔も守りたい。今回の旅で単純にそう思いました。
既に各方面で素晴らしい活動をされている先輩方に同行させていただきとても感謝しております。
さて自分にできることとは・・・。

自由が丘 Bistro クラゲストア

2012.02.21

店内やテラスには美しい花々。
Plants Flowers logiさんとコラボレーションしているお店、Bistroクラゲストア。
自由が丘の閑静な住宅街にあります。ロゴマークをはじめ、カード類、テキスタイルなどを担当させていただいています。魚介系を中心としたフレンチとオーガニックワインを楽しめるほか、デザイン会社が運営していることもあり、厳選された食器や文具、アロマ等のインテリア雑貨も販売。チェアは深澤直人氏の「HIROSHIMA」を使用。
カフェとしても利用できます。
今後、イベントや読み物の制作などにも関わっていく予定です。


シルクスクリーンで制作した壁面装飾のテキスタイル。


WCドアサイン。

ドキュメンタリー映画「鬼に訊け-宮大工西岡常一の遺言-」

2012.01.18



「千年の檜には千年のいのちがあります。建てるからには建物のいのちを第一に考えなければならんわけです。風雪に耐えて立つ、それが建築の本来の姿やないですか。木は大自然が育てたいのちです。千年も千五百年も山で生き続けてきた、そのいのちを建築に生かす。それがわたしら宮大工の務めです。」
奈良法隆寺、薬師寺、法輪寺。最後の宮大工西岡常一さんの「遺言」ともいうべきドキュメンタリー映画です。「法隆寺の鬼」と呼ばれた男。ものづくりの原点、または人間の生きる原点とも言えるメッセージが多く含まれています。
晩年、病いと戦いながらもいのちの限界まで若者に伝えようとする姿は胸を打ちます。
まさに「千年先にいのちを繋ぐ」映画です。
監督は山﨑佑次さん、ナレーターは石橋蓮司さん、音楽は佐原一哉さんです。
2月より渋谷ユーロスペースほかで公開となります。
タイトル、ポスター、チケット、パンフレット等のデザインを担当しました。

二十一世紀は江戸に学べ

2011.12.28

日本設計の創設者でもある池田武邦さんの著書「二十一世紀は江戸に学べ -近代科学技術文明を問い直す-」の装幀を担当させていただきました。戦後、近代科学技術文明の追求こそが日本再建への原動力と信じ、あらゆる超高層建築を成功させていった池田さん。第一線でご活躍された彼がいま行動していることは、あらゆる地方の伝統文化や生活を復活させること、忘れかけている大切なものを思い出すこと。近代科学技術の発展と同時に見えてきたあらゆる問題点を次世代へ伝えようとしておられます。
発行はA&Aパブリッシング、発売は河出書房新社です。

来世は野の花に

2011.12.19

日本人初の宇宙飛行士秋山豊寛さんの著書「来世は野の花に」(六耀社)の装幀を担当させていただきました。秋山さんは宇宙から帰還後、福島・阿武隈山系滝野町で有機農業栽培に従事されていました。東日本大震災により別の土地へ移住しなければならなくなったのは言うまでもありません。
装画、挿絵は黒田征太郎さんです。

masa-yoga

2011.12.15

masaさんことヨガ・メディテーションティーチャーの中島正明さんのフライヤーを担当させていただいています。教室内容を毎回漢字一文字で表現してみようというシリーズです。自分が担当というよりもmasaさんと「一緒につくっていく感覚」なので毎回新たな発見をいただいています。

キッチンわたりがらす

2011.12.10

出張料理人村上秀樹さんによるキッチンわたりがらす。ロゴマークや印刷物、ウェブのイラスト等をお手伝いしています。彼のユニークな生き方、考え方がいつも料理やイベントに反映されています。来年からはまた新たなアイデアがあるそうです。楽しみです。

ロゴマーク

2011.12.05

ロゴデザインをまとめてみました。企業、飲食、NPO法人、商品、個人などジャンルはさまざまです。依頼をくださった方々に全て共通することは、理想に向かって突進していること。ロゴデザインに関われるということは「新たな出発点に立会える」ということ。そのエネルギーのみなぎりようはみなさん半端ではありません。僕自身とても刺激的な経験になっています。

チェソンエさんピアノソロライブ

2011.11.10

日本で生まれ育ったチェソンエさん。「自分の国」を問いつづけてきた彼女の人生そのものがピアノの音色となり、「ことば」のように訴えかけてきます。チェさんの素晴らしい演奏と話は、クラシック音楽への僕の勝手な印象をガラリと変え、身近なものにしてくれつつあります。
三軒茶屋KENにて。写真撮影は新井卓さんです。

船を見つめた瞳

2011.10.22

都立第五福竜丸展示館で開催中の来館者感想ノートからの「ことば」の展覧会です。子供から大人までさまざまな視点での「ことば」が展示されています。とくに子供の純真な想像力から出た「ことば」には心をうたれます。

名刺

2011.10.22

名刺はその人の「顔」。そのデザインは責任重大です。名刺交換が楽しみになっていただくのが理想です。

劇団ひまわり公演「カラフル」

2011.10.15

原作は森絵都さんの代表作の一つ「カラフル」。命、家族、友人。日常あたり前に感じてしまっているものを改めて大切だと実感し、「はっ」とさせられます。パンフレットの写真撮影は落合高仁さんです。